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Nゲージのレイアウト設計ソフト比較|無料で使えるソフトと選び方

Nゲージのレイアウト設計ソフトを、動く環境、KATO・TOMIX への対応、料金、無料で使える範囲で比べます。公開前のテツモAI も表に入れています。

設計ソフトの画面を模したウィンドウを3つ並べ、それぞれに配線図と部品表を描いた画像

Nゲージのレイアウトを紙の上で考えると、線路の長さや角度の端数が合わず、図ではつながっていたのに実際には組めないことがあります。レイアウト設計ソフトを使うと、実物と同じ寸法の線路を画面でつなげるので、買う前に配線が閉じるかを確かめられ、必要な線路の数まで見えてきます。

この記事では、日本のNゲージで使える設計ソフトを、動く環境、KATO・TOMIX への対応、料金、無料で使える範囲で比べたうえで、ストラクチャー、配線のチェック、部品表、AI による情景づくりといった設計に使う機能も比べます。この図鑑を運営するテツモAI も開発中のソフトとして表に入れましたが、まだ公開前なので、今すぐ使えるソフトとは分けて読んでください。

設計ソフトを選ぶときに見る点

最初に確かめたいのは、自分のパソコンで動くかどうかです。Windows 専用のソフトが多いので、Mac を使っている人はそれだけで候補が絞られます。ブラウザで動くソフトなら、パソコンの種類を問わずに始められます。

次に、使う線路が収録されているかを見ます。海外製のソフトは世界中の線路を収録しているぶん、KATO と TOMIX の中でも収録の範囲に差があるので、高架や橋を使う予定の人は、その部品まであるかを確かめておくと安心です。

料金は、無料の範囲で自分の作りたい大きさが収まるかで考えるのが現実的です。無料版の制限は線路の本数で決まるものと、高さなどの機能で決まるものがあり、たとえば立体交差のプランを考えたいなら、線路の本数が足りても高さを扱えなければ設計を仕上げられません。

線路のほかに駅や建物まで置いて完成の姿を確かめたいなら、日本のメーカーのストラクチャーを収録しているかも見ておきたい点です。海外製のソフトは欧州の建物が中心なので、日本の駅や町並みは図形を組んで自作することになります。

もう1つは、配線の無理を知らせてくれるかどうかです。線路どうしのぶつかりや、立体交差で上の線と下の線の間隔が足りないことは、画面の上では見落としやすく、実際に組んでから気づくと線路を買い直すことにもなります。判定のあるソフトなら、組む前の段階で直せます。

主な設計ソフトの比較

まず、動く環境と料金を比べます。

ソフト

動く環境

KATO・TOMIX

料金

無料で使える範囲

3D表示

TOMIX 鉄道模型レイアウター NXF2023

Windows 10(64bit)/11

TOMIX

公式ページに記載なし。トミックス製品取扱店で販売

公式ページに記載なし

あり

AnyRail 7

Windows

KATO・TOMIX

買い切り 9,901円(日本向け、税込)

1つのレイアウトで線路など50点まで

あり

SCARM 2

Windows 7/8/10/11

KATO・TOMIX(TOMIX の橋と高架は収録なし)

59.90米ドル

1つの計画で線路75点と物75点まで

あり

RailModeller Pro

macOS 11.5 以降

KATO・TOMIX

7,000円(App Store)

無料の RailModeller Express の案内あり

あり

Trackplanner

ブラウザ

KATO・TOMIX

無料/Premium 月額1,000円・年額5,000円

線路の配置は数量の制限なし。高さと勾配は Premium

あり

テツモAI(2026年12月公開予定)

ブラウザ

KATO・TOMIX

予価 買い切り3,500円(税抜)+AIは従量制クレジット500円(税抜)〜

未公開のため未定

あり

この表の内容は2026年11月1日に各社の公式ページで確かめたものです。価格や機能は変わることがあるので、購入前に公式ページを確認してください。

次に、設計に使う機能を比べます。線路をつなぐだけでなく、町並みまで置いて仕上がりを確かめられるか、組む前に無理な配線に気づけるか、何を買えばよいかがすぐ分かるかで、設計のしやすさは大きく変わります。

ソフト

日本のストラクチャー

配線のチェック

部品表

AI で情景づくり

TOMIX 鉄道模型レイアウター NXF2023

TOMIX の製品

高さの差を色分け、ショートを調べる極性試験

品番・数量・希望小売価格

なし

AnyRail 7

なし(欧州メーカーの製品と樹木)

立体交差の上下の間隔を表示

数量と長さ

なし

SCARM 2

なし(図形の箱を組んで作る)

勾配を色で表示

品番・名前・メーカー

なし

RailModeller Pro

製品説明に記載なし

線路どうしのぶつかりの判定なし

価格は自分で入力

なし

Trackplanner

欧州メーカーの製品(無料版は6個まで)

高さの変更は Premium

線路と情景を分けた買い物リスト

なし

テツモAI(2026年12月公開予定)

KATO・TOMIX・ジオコレ・グリーンマックスの製品

ぶつかり、上下の間隔、急勾配、建築限界など十数項目

品番・本数・定価、そのまま Amazon で購入

配線図から AI エージェントが情景を仕上げる

この表は、テツモAI運営事務局が2026年9月から10月にかけて各ソフトを実際に操作したり、マニュアルや公式の説明を読んだりして確かめた内容です。テツモAI は開発中のため、公開時に変わることがあります。

それぞれのソフトの特徴

TOMIX 鉄道模型レイアウター NXF2023

TOMIX の線路で設計するなら、まず候補に挙がるのがメーカー自身のソフトです。公式サイトでは、ファイントラックやワイドPCレールを収録し、精密な3D表示でレイアウトを確かめられると案内されています。動作環境は Windows 10(64bit)と Windows 11で、製品はトミックス製品取扱店で扱われています。

AnyRail 7

Windows で動く海外製のソフトで、ライブラリの一覧に Kato Unitrack と Tomix Fine Track が載っています。ライセンスは買い切りで、登録前の状態では1つのレイアウトに置ける線路などが50点までに制限されます。小さな板の配線なら、この範囲で試してから購入を決められます。

SCARM 2

こちらも Windows 用の海外製ソフトで、公式サイトでは255以上のライブラリを収録していると案内されています。無料で使える範囲は1つの計画につき線路75点と物75点までで、ライセンスを買うと制限がなくなります。TOMIX のファイントラックは橋と高架を除いた収録なので、高架の多いプランを考える人は注意が必要です。

RailModeller Pro

Mac で使える設計ソフトで、App Storeでは2Dと3Dの表示に対応し、290以上のライブラリを収録すると説明されています。KATO と TOMIX の線路にも対応しているので、Mac で日本の線路を使って設計したい人の有力な候補になります。

Trackplanner

ブラウザで動くソフトで、料金のページが日本語で用意されています。無料プランでも線路の配置は数量の制限がなく、3Dビューも使えるので、平らな配線を考えるだけなら費用をかけずに始められます。高さ、勾配、地形、情景、原寸印刷は Premium の機能です。

テツモAI

この図鑑を運営するテツモAI運営事務局が開発しているソフトで、2026年12月の公開を予定しています。そのためこの記事の時点では実際に使うことはできず、ほかのソフトと同じようには比べられない点をご了承ください。

日本のNゲージに絞り、KATO・TOMIX のレールとストラクチャーを収録しているのが特徴です。テンプレートから始められるほか、配線図ができたらAIエージェントに頼んで情景を仕上げられるように開発を進めています。

目的別の選び方

Windows で TOMIX の線路だけを使うなら、メーカーのソフトである NXF2023 が素直な選択です。KATO も使う人や、線路の数が少ない小さな板をまず試したい人は、無料の範囲がある AnyRail や SCARM で感触を確かめる方法があります。

Mac の人には RailModeller Pro があり、パソコンを選ばずに平らな配線から始めたいなら Trackplanner の無料プランが手軽です。どのソフトを使う場合でも、最初に部屋で置ける板の大きさを測っておくと、線路を敷いたあとで作り直さずに済みます。日本の駅や町並みまで置いて仕上がりを確かめたい人や、配線のチェックと部品表まで1つで済ませたい人には、公開後のテツモAI も候補になります。

実際の配線を見ながら考えたい人は、Nゲージのレイアウトプラン10選も参考にしてください。板の大きさ別に、KATO と TOMIX の配線図と部品表を載せています。

あなただけのレイアウトプランを作るには

テツモAI で仕上げた都会のレイアウトの全景

テツモAI は2026年12月の公開に向けて開発しているNゲージのレイアウト設計ソフトで、ブラウザで動き、1,000件以上のテンプレートを開いて編集することも、白紙から自分の配線を作ることもできます。下の内容は開発中のもので、公開時に変わることがあります。

テツモAI の編集画面。平面図と3D表示を並べて線路を敷いている
  • 操作:マニュアルなしで直感的に操作でき、3Dでも確かめられます。
  • 判定:配線のズレ、急勾配、建築限界など十数項目でアラートを出します。
  • ストラクチャー:KATO・TOMIX に加え、ジオコレ・グリーンマックスの製品を置けます。
  • AI:配線図ができたら、頼むだけでAIエージェントが情景を仕上げます。
  • 部品表:使うレールの品番と本数を一覧にします。そのままAmazonで購入できます。

予価は買い切り3,500円(税抜、税込3,850円)で、AIは従量制の利用クレジットです。