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KATO ユニトラックのレイアウトプラン5選|配線図と部品表つき

KATO ユニトラックのレイアウトプランを、小さな板から分割式まで5案紹介します。配線図と部品表、規格の考え方、似合う情景も解説します。TOMIX 版の図も切り替えて見られます。

KATO ユニトラックのレイアウトプラン5案の配線図を、紺の地に色分けして路線図のように並べた画像

KATO のユニトラックは道床の付いた線路で、248mm の直線を基準に長さがそろい、複線の間隔は33mm と決まっています。この規格を知っておくと、公式のプランをそのまま組むときも、自分の部屋に合わせて少し変えるときも、どの線路を足せばよいのかが読めるようになります。

この記事では、板の大きさと楽しみ方の違う5案を、線路の記号と継ぎ目を入れた配線図と部品表つきで紹介します。中心は KATO の線路ですが、TOMIX ファイントラックで組むときの図と部品表も用意したので、ボタンで切り替えて見比べることができます。

プランの一覧

板の大きさ

プラン

定価の目安(KATO)

定価の目安(TOMIX)

878×615

小判と円を続けて回る立体交差

12,000円

16,000円

1807×906

昭和の幹線プラン

38,000円

46,000円

2120×1490

幹線ロングランと車両基地のプラン

70,000円

83,000円

2933×1184

高架駅と高架ヤードのプラン

64,000円

72,000円

3000×900

6分割式のモジュールレイアウトプラン

67,000円

83,000円

金額は線路とターンテーブルをパック単位で買ったときの税込定価の合計の目安で、パワーパックや板、高架に使う橋脚は含みません。定価は変わることがあるので、購入前に確認してください。

878×615mm の案を除く4案は、KATO が公式に公開しているプランの配線をもとに図を描き直しました。部品表は図に描いた線路だけを数えたものなので、公式のプランの部品表とは本数が違うことがあります。TOMIX の図は、同じ配線を TOMIX の線路に置き換えたものです。878×615mm の案は別のサンプルの配線を KATO の線路で組み直した案で、TOMIX の図の板は912×599mm です。

公式のプランは、KATO のユニトラック レイアウトプランで読むことができます。ここで紹介した以外にも多くのプランがあるので、配線の考え方を知るのに役立ちます。

ユニトラックでプランを考えるときの寸法

直線の長さは248mm を基準にしているので、S124 や S62 を組み合わせると基準の長さに戻せます。たとえば S186 と S62 を並べると S248 と同じ長さになるので、途中に短い線路を入れても規格の長さに戻せます。

カーブの半径は33mm ずつ違うものがそろっていて、R315 の内側に R282 を置けば、そのまま33mm 間隔の複線のカーブになります。このためどのプランでも、複線の内側の線と外側の線の半径の差は33mm です。TOMIX ファイントラックの複線は間隔が37mm なので、同じ配線でも線路の位置や本数が少し変わります。図を切り替えて見比べると、その違いがわかります。

線路どうしはユニジョイナーという部品でつなぎ、公式の案内によるとこの部品は交換もできます。道床は厚く幅が広いので、敷いたときの安定を重視した作りです。

配線図の読み方

ここから先の配線図では線路1本ごとに色の濃さを変え、継ぎ目に短い線を引いているので、どこで線路がつながるのかがひと目でわかります。線路のそばの文字はその線路の記号で、「S248」なら長さ248mmの直線、「R315-45」なら半径315mmで45度のカーブです。「WR315/282-45PC」のように W で始まる記号は、2本ぶんが一体になった複線の線路を表します。

青い線路は坂の区間や高架です。坂の始まりと終わりの継ぎ目には青い「>」「<」の印があり、印の先が向いている側が坂の区間で、そばの数字がその地点の高さを示します。図を押すと大きく開くので、細かな記号はそこで確かめてください。記号と品番の対応は、図の下の部品表にまとめています。

小さな板で楽しむプラン

机の上や棚に置ける大きさでは、線路の長さをどうかせぐかが課題になります。1本の線路を重ねて回すと、小さな板でも長く走らせることができます。

小判と円を続けて回る立体交差

1本の単線が小判と円の2つの輪を続けて回り、重なるところで自分の上を越えるプランです。列車はらせんを描くように高さを上げ、KATO では高さ60mm で交差を渡ります。輪の途中のポイントからは行き止まりの線が1本内側へ分かれるので、列車を1本待たせておくこともできます。

板の小ささと引き換えに、最小半径は R249 で最急勾配は4% です。短い編成に向いたプランです。

KATO

TOMIX

線路の本数

22本

24本

ポイント

1個

1個

最小半径

R249

R243

最急勾配

4%

4%

線路の定価の目安

12,000円

16,000円

似合う情景とストラクチャー

線路がひと続きに上がっていくので、小さな山を1つ作り、線路がその周りを巻いて上るように見せる情景が似合います。交差の上の線に小さな鉄橋を架け、下の線を切り通しに入れると、線路の重なりが地形に収まります。

内側に分かれる行き止まりの線は、斜面の途中の小さな駅に見立てることができます。ホームを1本と木造の待合室を添え、山の上に神社や展望台を置くと、列車がそこを目指して上っていく路線に見えてきます。

KATO ユニトラックの配線図と部品表

小判と円を続けて回る立体交差のKATO ユニトラック配線図。878×615mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

EP481-15R

20-221

1本

R249-45

20-100

9本

R282-45

20-110

8本

S248

20-000

1本

S124

20-020

2本

S62B-A

20-046

1本

TOMIX ファイントラックの配線図と部品表

小判と円を続けて回る立体交差のTOMIX ファイントラック配線図。878×615mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

C243-45

1855

9本

N-PR541-15

1271

1本

C280-45

1851

8本

E-PC(LED)

1428

1本

S280

1802

1本

S140

1801

2本

S33(セット 1099)

1099

2本

畳1枚で複線を走らせるプラン

畳1枚ほどの板なら、複線の小判を敷いても手前に駅を広げる余裕があります。

昭和の幹線プラン

複線の小判の手前を4線に広げた駅が主役のプランです。線路は上から通過線、1番線、2番線、3番線と並び、内側の線は通過線と1番線、外側の線は2番線と3番線に分かれます。奥の直線には両渡りの WX310 があるので、内外の線を行き来させることもできます。

4本の線路を使い分けられるので、普通列車を1番線に止めて特急に通過線を走らせる、といった幹線らしい運転ができます。坂がないので、組み立てが手軽な点もこのプランの良さです。

KATO

TOMIX

線路の本数

57本

54本

ポイント

5個

5個

最小半径

R249

R243

最急勾配

なし

なし

線路の定価の目安

38,000円

46,000円

似合う情景とストラクチャー

「昭和の幹線」という名前のとおり、ひと昔前の地方の主要駅の風景が似合います。1番線と2番線のあいだは線路の間隔が広いので、ここにホームを置き、線路の外に木造の大きな駅舎を構えると、優等列車が止まる駅らしく見えてきます。

3番線の外には貨物ホームと倉庫を置くと、客車と貨車が同じ駅を使っていた時代の雰囲気が出ます。小判の内側には奥行き45cmほどの空き地が残るので、瓦屋根の家と商店、小さな工場を並べ、踏切を1つ入れておくと、駅を離れたあとの区間にも見どころができます。

KATO ユニトラックの配線図と部品表

昭和の幹線プランのKATO ユニトラック配線図。1807×906mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

WX310

20-210

1本

EP481-15L

20-220

2本

EP481-15R

20-221

2本

S248

20-000

14本

WR315/282-22.5PCA

20-184

4本

WR315/282-45PC

20-183

4本

R481-15

20-160

6本

S64

20-030

5本

S62F

20-041

2本

S186

20-010

1本

S62

20-040

2本

R249-15

20-101

2本

R282-15

20-111

4本

R315-15

20-121

4本

S60L(セット 20-220)

20-220

4本

TOMIX ファイントラックの配線図と部品表

昭和の幹線プランのTOMIX ファイントラック配線図。1807×906mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

N-PX280

1247

1本

N-PR541-15

1271

2本

N-PL541-15

1272

2本

DC317・280-45

1881

6本

S280

1802

10本

C541-15

1853

6本

S99

1805

6本

C317-15-PC

1197

4本

S158.5

1806

1本

C280-15

1854

4本

C243-15-PC

1863

2本

S140

1801

2本

S72.5

1803

1本

S70

1804

3本

S33(セット 1099)

1099

2本

S18.5(セット 1099)

1099

2本

部屋の広さを使うプラン

奥行きが1m を超える板では、輪を折りたたんだり、線路全体を持ち上げたりと、大きな構成に挑戦できます。そのかわり奥の線路に手が届きにくくなるので、板の両側に回り込める置き方を考えておきたいところです。

幹線ロングランと車両基地のプラン

複線の本線を板の中で S字に折り返したプランで、線路の総延長は約14.5m あります。本線は上の直線から右上の輪、斜めの直線、左の内側の輪を通って駅に入り、右下の輪から下の本線へ抜け、左の大きな輪で上の直線へ戻ります。坂がないのに、列車が板の中を長い時間走り続けるのが特徴です。

駅は島式ホームのある複線で、そのそばに待避線があり、その先に3線の車両基地が分かれています。列車を基地から本線へ送り出す作業まで、1枚の板で楽しめます。

KATO

TOMIX

線路の本数

90本

84本

ポイント

9個

9個

最小半径

R249

R243

最急勾配

なし

なし

線路の定価の目安

70,000円

83,000円

似合う情景とストラクチャー

本線が折り返すところには大きな余白が2つできるので、右上の輪の内側を山、左の内側の輪を町というように景色を分けると、同じ列車が別の土地を走っているように見えてきます。斜めの直線を長い切り通しやトンネルにすると、2つの景色がきれいに分かれます。

3線の車両基地には検修庫と詰所、洗浄線を置くと、列車を整備して送り出す場所らしくなります。駅と基地が近いので、駅の裏手に車両基地が広がる大きな町として、ビルを駅の反対側に集めるとまとまりが出ます。

KATO ユニトラックの配線図と部品表

幹線ロングランと車両基地のプランのKATO ユニトラック配線図。2120×1490mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

EP481-15R

20-221

5本

EP481-15L

20-220

4本

S124SGL

20-605

2本

WR315/282-45PC

20-183

12本

WR315/282-22.5PCA

20-184

8本

S248

20-000

12本

WR414/381-22.5PCA

20-182

4本

WS248PC

20-004

4本

R481-15

20-160

8本

WR414/381-45PC

20-181

2本

S50B-C

20-048

3本

R348-45

20-132

1本

WS124PC

20-023

2本

R249-45

20-100

1本

S186

20-010

4本

S124

20-020

2本

S62

20-040

4本

WS62PC

20-042

2本

S64

20-030

1本

S60L(セット 20-220)

20-220

9本

TOMIX ファイントラックの配線図と部品表

幹線ロングランと車両基地のプランのTOMIX ファイントラック配線図。2120×1490mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

N-PR541-15

1271

5本

DC317・280-45

1881

16本

N-PL541-15

1272

4本

DC391・354-45

1882

4本

S280

1802

12本

C541-15

1853

6本

DS280

1812

2本

S33(セット 1099)

1099

4本

S70

1804

6本

S99

1805

6本

DS140

1811

1本

E

1421

3本

C354-45

1856

1本

C243-45

1855

1本

C391-15-PC

1865

1本

S158.5

1806

4本

C280-15

1854

1本

S140

1801

1本

S72.5

1803

1本

S18.5(セット 1099)

1099

5本

高架駅と高架ヤードのプラン

線路のほとんどが高さ60mm の高架にある、都市の幹線のプランです。TOMIX 版の高さは58mm です。上の複線の両側に待避線を足した4線の高架駅があり、内側の線はそのまま単線で左の輪を回って、下の3線の高架ヤードに入ります。

全体が同じ高さなので坂はなく、最小半径も R315 と大きめです。ただし線路を支える橋脚と、駅やヤードの線路を載せる台が別に必要になり、定価の目安にはこれらの費用が入っていません。

KATO

TOMIX

線路の本数

87本

78本

ポイント

8個

8個

最小半径

R315

R317

最急勾配

なし

なし

線路の定価の目安

64,000円

72,000円

似合う情景とストラクチャー

線路が地面から離れているので、高架の下をどう使うかがこのプランの見どころです。高架下に商店や飲食店、駐輪場を並べ、駅の手前に広場を作ると、列車を見上げる都市の風景になります。

輪の内側には舗装した道路とビルを敷き詰めると、高架の高さが建物との対比で伝わってきます。下の高架ヤードは電車の留置線に見立て、詰所を添えると、都市の路線が車両を休ませている場所に見えてきます。

KATO ユニトラックの配線図と部品表

高架駅と高架ヤードのプランのKATO ユニトラック配線図。2933×1184mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

EP481-15R

20-221

4本

EP481-15L

20-220

3本

S248

20-000

26本

WX310

20-210

1本

WS248VS

20-401

8本

WR414/381-45VS

20-544

6本

WR414/381-22.5VSA

20-545

4本

R315-45V

20-520

4本

S124V

20-420

4本

S62

20-040

7本

S50B-C

20-048

3本

S186

20-010

4本

R481-15

20-160

4本

S64

20-030

2本

S60L(セット 20-220)

20-220

7本

TOMIX ファイントラックの配線図と部品表

高架駅と高架ヤードのプランのTOMIX ファイントラック配線図。2933×1184mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

N-PR541-15

1271

4本

N-PL541-15

1272

3本

DC391・354-45

1882

8本

DS280

1812

7本

S280

1802

27本

N-PX280

1247

1本

S33(セット 1099)

1099

4本

E

1421

3本

C317-45

1852

4本

S158.5

1806

3本

C541-15

1853

4本

S140

1801

1本

S70

1804

2本

S18.5(セット 1099)

1099

7本

分割して組むプラン

大きなレイアウトを1枚の板で作ると、置き場所を変えられなくなります。板を分けて作れば、運ぶこともしまうこともできるようになります。

6分割式のモジュールレイアウトプラン

板をいくつかのパネルに分けて作る、横長の複線のプランです。線路はすべて板の面の高さにあり、下の直線に島式ホームの駅、その奥に2線の電車庫と2本の行き止まりの線を置いています。上の直線はトラス橋を含む鉄橋で谷を渡り、右端も地面を50mm 下げた高架のカーブになっています。

パネルのつなぎ目を渡るところには、KATO の図ではスライド線路 S78S と、短い直線の組み合わせを使っています。TOMIX の図では、同じ場所に V70 が入ります。

KATO

TOMIX

線路の本数

110本

77本

ポイント

6個

6個

最小半径

R282

R280

最急勾配

なし

なし

線路の定価の目安

67,000円

83,000円

似合う情景とストラクチャー

谷を渡る鉄橋が見せ場なので、パネルの1枚を谷にして川を流すと、板の継ぎ目と情景の切れ目をそろえることができます。橋の両側で景色を変えておくと、列車が川を越えるたびに場面が変わります。

パネルごとに題材を分けられるのも分割式の楽しみです。たとえば駅のある町、谷の川、山際の電車庫と分けて作ると、1枚ずつ仕上げていくうちに全体がつながっていきます。ストラクチャーや樹木はつなぎ目にかからない位置に置くと、組み立てるときに傷めずに済みます。

KATO ユニトラックの配線図と部品表

6分割式のモジュールレイアウトプランのKATO ユニトラック配線図。3000×900mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

EP481-15L

20-220

3本

EP481-15R

20-221

3本

S62F

20-041

7本

WS248T

20-436

2本

WS248VS

20-401

3本

S78S

20-050

4本

S38(セット 20-092)

20-092

6本

S64

20-030

12本

R315-45V

20-520

4本

R282-45V

20-510

4本

S62

20-040

12本

WR315/282-45PC

20-183

3本

S248

20-000

8本

WS124PC

20-023

4本

S29(セット 20-091)

20-091

4本

R481-15

20-160

5本

WS62PC

20-042

4本

WR315/282-22.5PCA

20-184

2本

S124V

20-420

2本

S186

20-010

4本

S124

20-020

4本

S62B-B

20-047

2本

S50B-C

20-048

2本

S60L(セット 20-220)

20-220

6本

TOMIX ファイントラックの配線図と部品表

6分割式のモジュールレイアウトプランのTOMIX ファイントラック配線図。3000×900mmの板に線路の記号と継ぎ目を記載

記号

品番

本数

V70

1525

14本

N-PR541-15

1271

3本

N-PL541-15

1272

3本

DS280コンクリート

3226

3本

DS280トラス

3051

2本

DC317・280-45

1881

4本

S280

1802

12本

DS140

1811

4本

HC280-45-PC

1871

4本

HC317-45-PC

1872

4本

C541-15

1853

5本

S140

1801

5本

E

1421

4本

HS140-PC

1821

2本

S158.5

1806

1本

S70

1804

4本

S99

1805

2本

S33(セット 1099)

1099

1本

あなただけのレイアウトプランを作るには

テツモAI で仕上げた都会のレイアウトの全景

ここまでのプランをそのまま組むのも楽しいものですが、自分の部屋に合わせて少し変えたくなることもあるはずです。テツモAI はNゲージのレイアウトを設計するソフトで、この5案を含む1,213件のテンプレートを開いて編集することも、白紙から自分の配線を作ることもできます。

テツモAI の編集画面。平面図と3D表示を並べて線路を敷いている
  • 操作:マニュアルなしで直感的に操作でき、3Dでも確かめられます。
  • 判定:配線のズレ、急勾配、建築限界など十数項目でアラートを出します。
  • ストラクチャー:KATO・TOMIX に加え、ジオコレ・グリーンマックスの製品を置けます。
  • AI:配線図ができたら、頼むだけでAIエージェントが情景を仕上げます。
  • 部品表:使うレールの品番と本数を一覧にします。そのままAmazonで購入できます。

予価は買い切り3,500円(税抜、税込3,850円)で、AIは従量制の利用クレジットです。